手放したくないもの
ミニマリストにもいろいろな人がいると思うが、私はもの自体は好きで、美しいもの、癒やしてくれるもの、役に立つものなんかはたとえ飾りであっても持っていたいと思う。
生きている限りの最低限を目指しているタイプではない。
化粧はしなくなる人も多いが、私はしていたい。その方がいきいきとその日を過ごせるから。
化粧水や乳液やクリーム、オイルなども、肌がきれいになるならばできる限り使いたい。
お湯や水だけでなくコーヒーも飲みたい。
子どもが昼寝したときに飲む一杯は、何事にも変えがたい。
シャネルの口紅なんて、ずっと見ていられる。
深い黒とゴールドの組み合わせ、絶妙な色のリップ、美しいロゴマーク。
見ているだけで、きれいになれそう。
財布はイブサンローランのものを使っているが、革の質感、色合い、ゴールドの金具。
実用的で美しい。
無印のエコバッグは、必ず漂白して真っ白にして使う。柔らかい質感に変わり、なんともかわいらしくなる。
どんな格好の日にも、どんなものでも受け止めてくれる。
イエローゴールドのアクセサリー。
錆びないから片時も離さずつけていられるお守りのような存在。
肌に馴染んでさり気なく光って、目立ち過ぎないけれど、華やかになるところが好き。
好きなもののことはたくさん語れる。
持っているだけ見ているだけで心が落ち着いたり、心が踊ったり生活に彩りを与えてくれる。
物は少なくがいいが、好きなものは手放したくない。