ニュースから考える
今日から10月だ。
雪の季節にドキドキしながらも、今年はこの辺りもまだ暖かくうれしい。
今建築中の家もどんどん出来上がってきて、大工さんの仕事の速さに驚いている。
広い家と広い庭で子どもを遊ばせてあげられると思うと楽しみだ。
そんな楽しみでいっぱいの私だけれど、最近芸能人の悲しいニュースが続き、同じ二人の子どもを持つ親として感情移入してしまい、辛くなった。
子どもを残していかなければならないほど、追い詰められたお母さんの気持ち。
一番の拠り所のお母さんに先立たれたまだ10代の男の子の気持ち。
お母さんを認識できるようになって、朝から晩までお母さんを求める赤ちゃんの気持ち。
妻に先立たれ、まだ慣れない子育てをしなければならない新婚の夫の気持ち。
誰の立場から見ても、悲しみしかない。
理由は誰にもわからないし、本人さえもわからいままかもしれない。
ご本人の幼い頃の家庭環境を聞くと、その辺りにも少しは原因があるのかなと少し思う。
充分に愛に満たされた環境で育てられなかったとき、人の心はいつも何か欠けた状態になるのかな。
大人にって外から見たら誰にも気づかれないとしても、いつもどこかで何かを追い求めている。
それが本人も気づかないほど、体や心を酷使して削られていく。
そして、ポキっと心が折れたとき、生きていられなくなってしまうのかななんて、想像するしかないけれど。
結局は人は自分で自分を救うことしかできない。
ないと思ってたものは実はあったということに、自分で気づくしかないのだ。
私のようにごく普通の家庭でごく普通に育っていても、満たされない何かモヤモヤしたものはずっと心にある。
でも、年をとって、自分の心との向き合い方も少しずつわかってきた。
子どもより、親より夫より何より自分を最初に満たすこと。それが最優先だ。
いつも自分の心に、今何がしたい?何がほしい?と問いかけること。
大きな夢とか目標ではなくて、そういう日々の積み重ねが、自分の人生を作っていくのだと信じている。